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「ダーウィンの悪夢」(2004 フランス=オーストリア=ベルギー) @ WOWOW
2008年02月07日

ネタバレ注意!
これから観ようと思っておられる方の閲覧は、ご注意ください。

「ダーウィンの悪夢」(2004 フランス=オーストリア=ベルギー)

重たーーーーい映画でした。「戦慄のドキュメンタリー」とWOWOWのガイドブックに書いてありましたが、よーーーーく考えると本当に恐ろしい映画(事実?)です。

【あらすじ】
普段でしたらeiga.comとかから拾ってくるのですが、人によって解釈が変わるような気もしているので、あえて自分の言葉で書きます。

まず、「ダーウィン」が何のか?からですが、「進化論」を唱え、「ヒトはサルが進化した生物」の内容で、世界中をギョッと言わせた人であるのは、皆さんもご存知の通りです。

ダーウィンは生物の進化や環境への適応を説いた訳ですが、この映画で描かれているものは、彼が思いもしなかった「悪夢」であったろうと、恐らくそう思ってこのようなタイトルにしたのではないかと思います。

場所はタンザニア、ヴィクトリア湖畔のムワンザ(Mwanza)というところ。一機の輸送機(恐らくイリューシンだと思いますが)が着陸するところから始まります。

この輸送機ムワンザから「ナイルパーチ」(いわゆるスズキ)をヨーロッパに輸出するために飛来したものです。

西洋人のパイロットや整備士などは、貨物の積み込みが終わるまでムワンザに滞在します。バーで現地の女の子と飲んだり、そのまま女の子をホテルに連れて帰ったり・・・。輸送機のパイロットなど西洋人を相手にしている娼婦もいます。

輸送機は「空(から)」の状態でヨーロッパから飛来し、魚を積んでヨーロッパに帰る、と思われているようです。

2メートル近くも大きくなる、この巨大魚ナイルパーチは、もともとヴィクトリア湖に居たものではなく、外来種。肉食の魚なので、ヴィクトリア湖の魚を食べつくし、大いに繁殖したようです。

魚はそばにある魚工場によって管理され、漁師はその魚を工場に買ってもらうことで生計を立てています。魚は輸出用として扱われ、かなりの高額で取引されるために、ヴィクトリア湖周辺にはそのお金に魅せられて多数の内陸の人たちが移民して来ています。

ヴィクトリア湖周辺の経済はこの巨大魚に依存しているといっても、過言ではないようです。

ですが、高額なのはその魚だけ。漁師には十分な支払はされません。その上、同じ大きさのパイを取り合う人数が増えたために、一人当たりの取り分はさらに減って、貧困が深刻になっていました。

工場主は知ったことではなく、「最近魚が売れない」と、自分の懐の心配ばかり。

ムワンザの街にはストリートチルドレンがあふれています。親から見捨てられた子供、親が死んでしまい行き場を失った子供、家族と一緒に居るのが嫌で家を出て来た子供、色々です。お酒を飲んだり、タバコを吸ったり、時には怪しい薬も嗅いだりしています。盗んだり、拾ったりして、飢えをしのいでいます。

湖畔に住む漁師を求めて、売春婦たちも集まって来ています。漁師の村では漁師と売春婦が住まわっています。HIVを患っている売春婦が多いため、数々の人々がそれに病み、そして死んでいきます。

ある画家が「ヨーロッパから飛んでくる輸送機は、武器を積んでムワンザに来て、魚を積んでヨーロッパに戻る」と話します。ウガンダなど、周辺の国で起きている戦争の武器は、この輸送機から運ばれてきたものだそうです。

パイロットなどに聞いても、真意を知っている者は居ません。

魚はあくまでも輸出用、地元の人が口にできるチャンスはありませんので、工場には魚の残骸を買いに来るトラックが来ます。魚は腐りまくって、ウジ虫が湧いています。それを干して、業者に卸しているようです。干している場所では、腐敗によるアンモニアガスが発生し、目が潰れてしまった女性もいました。(腐れた)魚の頭は油で揚げられて、そのあたりで売られるようです。

輸出用の魚は、発砲スチロールのような入れ物に入って輸送機に積まれますが、その容器を作っている会社も魚工場とはうまくやって稼いでいるようです。ですが、子供達はその容器を火であぶって、そこから出るガスを吸って「ハイ」になっているようです。そのまま眠くなるガスらしいのですが、時には眠ったまま死んでしまうこともあるそうです。

タンザニアのジャーナリストは輸送機がアフリカに武器を運んでいることは解っていたようです。またパイロットも戦車を輸送した経験があることを話します。

そして魚を満載にしたイリューシンは、ロシアへと戻っていきました。

【感想】
「ある時誰かが一匹のナイルパーチヴィクトリア湖に放流した」ことから起きる「グローバル経済」です。

私は映画を観終わった後に、ふと思いました。

もし「アフリカにヨーロッパからの武器輸出の地盤を作るために、ナイルパーチをヴィクトリア湖にわざと放流した」、「解っていてやった」ことであるなら、とても恐ろしいことだ、

と。

ヴィクトリア湖の生態系は崩れ、湖畔の町では貧困が進み、HIVは蔓延、死者は絶えず、HIVを持って生まれた子供は得体の知れないガスを吸い、学校が無いので文盲は進み、文字による情報伝達が出来なくなり、ヨーロッパ人は武器をアフリカに持って来てアフリカの天然資源を持って帰る。

アフリカには荒廃した自然と武器、そして死人が残るだけです。

冒頭の字幕で、ヴィクトリア湖は、

「ナイルの源 人間発祥の地」


と説明されるのが、とても印象的でした。
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