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「earth / アース」 (2007年 イギリス)
2008年01月28日

【娘、映画館デビュー!!】
娘もやっと2歳になり、なんとなく「人間生活とはこんなもんかい?」という知識が芽生えてきたと思います。
皆が静かにしている所では静かにするとか、じっとしないといけない時は自分もじっとするとか、「皆に合わせて何かをする」ということが段々と解るようになってきたようです。
最後に映画館に行ったのは、もう3年くらいも前、たしか「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」を妻と一緒に観に行ったのが最後だったと思います。
その後、妻が妊娠し、つわりもひどく、その上、切迫早産にもなってしまい、また「里帰り出産」であったために、私の下を離れた時期もあるので、一緒に何かする機会が減ってしまっていました。
また、娘が生まれたら、これまた子育てで忙しくなり、「一緒に映画館に行く」という衝動や欲望が、薄くなっていたのが事実でした。
そんな中、どこから情報を得たのか、先日妻が「earth / アースが観たい」と言っていたので、いいきっかけだと思い、娘を映画館デビューさせることにしました。
【109シネマズに電話して・・・】
最初に気がかりだったのは、「2歳の子供は入場してもいいのか?」でした。
109シネマズに電話して聞いたところ、とても親切に教えてくれました。まず、
・映画そのものとしては、「2歳の子供が観てはダメ」という制限はしていない
ということでした。ただ、
・いわゆる弱肉強食の世界が描かれるので、獲物が追われて殺されるシーンがあり、それはちょっと残酷かも
とのことでした。また、
・あまりにもじゃかーしー時は、退場をお願いすることもある
と付け加えられました。
むむむ、(ー"ー;) いきなり奇声を発する癖のある娘は、大丈夫だろうか・・・?
【「良・席・予・約」】
ワーナーマイカルシネマでも「e席リザーブ」というのをやっていますが、ここでは、
手数料100円を取る!
というセコイことをやってます。が、109シネマズの「良・席・予・約」は手数料は取りません!いやー、嬉しい!!
早速パソコンで、通路側の席(いつでも娘を退去出来るように)を予約して、劇場へと向かいましました(自宅からは歩いて5分)。
【すげーーーー!!! \(◎o◎)/ 映画】
109シネマズ、そのものは、建ち上がった直後に、足だけ運んでいるので、2回目でしたが、そこで映画を観るのは初めてでした。
やはり映画は映画館で観るのがいい!どんなに駄作でも、大画面にごまかされて「良かったー」と勘違いしてしまいます。
渡辺謙さんのナレーションで、刻々と描かれる地球の四季と表情。真冬の北極から始まり、20,000km向こうにある南極まで縦断しよう、という映画です。途中で「北極点から何km」とか「赤道から何km」とかいう字幕が入ります。
北極から→ツンドラ→タイガ→温暖湿潤→熱帯雨林と変わっていく地球の表情を一年間の色の移り変わりで映したり、砂漠のアフリカに現れるオカバンゴの湿地帯の広がりを、衛星レベルの地球で見せたり、とにかくすげーーー撮影に手が込んでます。撮影隊の人たちはチョーーー大変だったと思います。
一番驚いたのは、初めて観たので余計にだったのですが、ニューギニアの「ゴクラクチョウ」。鳥なのに、いきなり開いた傘みたいな形に「パクッ」と変わって、「パタパタ」とダンスを始めるのは、滑稽でもありましたが、「こういうことをやっている動物もいるのか」と感心しました。このときの渡辺謙さんのナレーションも良かったです。
また、アフリカにオカバンゴが出来た時は色々な動物が水を求めて集まってくるのですが、「おっかなびっくり水に入るものたちもいます」と、恐らくヒヒだと思うのですが、おっさんが「おー、つめてー!」と言いながらプールに入るのに、仕草と声がそっくりだったので、大笑いしてしまいました。
単独で行動するホッキョクグマの雄、群れと離れてしまった若い象、ザトウクジラの長い旅、などなど、どれを取っても印象的なシーンでした。
【娘は・・・】
娘は最初のうちは私の膝の上で観ていました。ですが、スタートが真冬の北極という暗いイメージだったので、何となく彼女の心を掴めなかったようです。買ってきたハーゲンダッツも効果がありませんでした。
その後妻の膝に移動。膝から降りて床に立って鑑賞(前のおばさんの髪をわしづかみ)。私の横(階段)に移動。階段を上り下り・・・。と、ついに始まってしまいました。じっとしているのが嫌な感じです。たまに画面を観ています。気分は「自宅でのテレビ観賞」になってます。
妻が耐えられなくなって、自分のトイレと一緒に娘を連れだしました。ちょうど象のオカバンゴへの移動のシーンだったと思います。
しばらくして帰って来たのですが、象の大好きな娘は、画面に向かって、
パオーーー!パオーーーー!
と、腕を鼻に当て、象の鼻の真似をしながら叫び始めました。思わず娘の口に手をあてる妻。私は大ウケ。( *^艸^)プププ
それでもウロチョロは変わらないので、妻が必殺兵器の「おにぎりせんべい」を娘に見せました。
おーーーーー!\(^o^)/
と今度は歓喜の絶叫。妻はまたしても娘の口に手をあて、私はまたしても大ウケ。
「おにぎりせんべい」を平らげ、その後しばらく静かに観ていましたが、ウトウトしてき始めました。でも音がうるさいので、なかなか寝入ることが出来ない様子、また私の横で、階段を下ったり、上がったりし始めました。私も「もうそろそろまずいな」と思い始めました。
膝の上に載せても「フギャー」と嫌がるので、ついに途中退場、妻と私も娘と一緒に退場しました。
ですので、残り約20分は、観ることが出来ませんでした。(T_T) 残念!でも2歳にしては良く頑張ったと思います。
【感想・・・先にNHKの「ダーウィンが来た!」の文句】
昨日の夜、NHKの「ダーウィンが来た!」で、「earth / アース」で出て来たゴクラクチョウの一つ(だと思うのですが)、「コウロコフウチョウ」をやってました。
撮影の様子とかも紹介されましたが、「earth / アース」と一番違うのは、
しゃべりが多い!
ことです。渡辺謙さんの渋い声も手伝ったんだと思うのですが、この番組はとにかくよーーーしゃべる!しかも「ひげじぃ」とかいうキャラクターが途中で邪魔をしたり、落ち着いて観られる感じではありません。
テレビや映画は、人間にとって、視覚と聴覚を奪われてしまうために、完全に受動のメデイアです。そのために受け手の想像力や思考力をあまり必要としません。それなのに、ここまでしゃべられると「ふん、ふん」と言いながら視聴するだけで、何にも考えることをしなくなります。
もうちょっと黙っててもいいんじゃないの?
とこの「earth / アース」を観て思いました。
自然の成り立ちはすごい、自然を大事にしよう、地球温暖化を防ごう、などに感想を持たれた方は一杯居られると思います。私もそう思います。でも私が一番感じたのは、
とても単純な出来事が積み重なって、とても信じられない複雑な偶然を生み出した
のが、地球だと思います。冒頭で渡辺謙さんが、隕石がぶつかって地軸が傾いたことは、地球の奇跡だと言いますが、「へーーー」と感心するばかりでした。
人間はその偶然である、「自然」を「人工」へと変える歴史をたどって来ました。
自然はとてもデリケートなバランスを保っています。それぞれが単独の命を持ちながらも、全体の流れ(循環)の一部として動き、生きています。
エジプト文明は毎年一回のナイル川の氾濫で潤っていた訳ですが、恐らく誰かが「治水してコンスタントに農業が出来るようにしよう」と考えたんでしょう、川に堤防を作り、田や畑を作って、川を「人間が豊かになるための道具」として扱い始めたのです。
川は、それが嫌で、大雨が降ると、「こんなの嫌だ」と氾濫し、人間に襲いかかるのだと思っています。
人間が自然に支配される時代は終わり、人間が自然を支配する時代となり、今は「自分たちの過ち」を改める時代となりました。自然が人間に対して牙を向け、多くの人がその犠牲になっているのは、いつもどこかで起きています。
自然を元に戻すことはもう出来ないので、
どうやったら元の状態に近づけることが出来るのか?
ということを考えて、実行するのも、人間の責任だと思います。
もう一つ、これはとてもテクニカルなことですが、とにかく
見(魅)せ方がすごい
ということ。今までは「必ずこう映す」という撮影の定石のようなものがあったと思うのですが、それを切り崩して、同じものを全く違う視点と時間の使い方で映す、という発想の転換は、私には圧巻でした。
考え方は飛んじゃうかもしれないのですが、私が仕事としている、人間同士の付き合いや、デジタルの世界も、このように、「定石」を崩して、新しい視点で向かえば、おのずと新しい関係値が産まれて来そうな気がしています。
【その後、娘は・・・】
三人で席を離れた後、劇場内を歩き回り、色々な置物(「ライラの冒険/黄金の羅針盤」のホッキョクグマの足とか)を触りまくって、私のトイレにも付き合ってくれて、その後、外に出ました。
皆で買い物に行きましたが、帰りの私の抱っこで寝てしまいました。
(-_-)zzz
